【イベントレポート】8月16日(水)〜21日(月)カンボジア遠征を実施しました!

鎌倉インターナショナルFCでは、8月16日(水)から21日(月)にかけてカンボジア遠征を実施いたしました。
エネルギーパートナーである湘南菱油株式会社様をはじめ、多くの皆さまのご支援・ご協力のもと4年ぶりの海外遠征を実施させていただき、心より感謝申し上げます。

【8月16日(水)Day 1】
早朝に鎌倉を出発し、約7時間のフライトでシンガポールを経由してカンボジアの首都プノンペンに到着しました。この遠征が初めての海外となる選手、コロナ禍を経て久しぶりの海外渡航となるスタッフなど、それぞれが期待と緊張が入り混じった表情でプノンペン国際空港に降り立ちました。東南アジア特有のスコールがあがったばかりで蒸し暑い気候の中、配車アプリの「Grab」を利用してホテルへ移動し、チェックイン。初日の夕食では選手と同年代で現地で活躍する日本人の皆さんと交流会を行いました。

【8月17日(木)Day 2】
遠征初戦を控える2日目の午前中はプノンペン市内のスタジアム見学へ。約3,000〜5,000人規模の新設サッカー専用スタジアムの建設が続くカンボジアで現地のサッカー熱の高まりを感じました。続いて今回の遠征記念ウェアを制作いただいたNT Sport社を訪問。ショップ店内だけでなく、実際にユニフォームを制作している工場の見学もさせていただきました。
午後はホテルでの休息を経て、国際親善試合の会場であるアーミースタジアムへ移動。直前まで降り続いた強烈なスコールでピッチ状態が心配されましたが、試合は予定通り現地時間18時にキックオフ。長時間移動の翌日という難しい状況の中でしたが、カンボジア・プレミアリーグ所属のティフィー・アーミーFCを相手に奮闘、惜しいシーンもいくつか作りましたがゴールには至らずスコアレスドローという結果に終わりました。試合後の夕食では、2019シーズンに鎌倉インテルに在籍し、当時の海外遠征後にカンボジアへ移籍し、現在もプロサッカー選手として活躍する浅見貫太選手をはじめとした日本人サッカー選手の皆さんと交流。実際に海外でプレーする日本人選手の話を聞き、刺激を受けている様子の選手も多数いました。

【8月18日(金)Day 3】
試合翌日はプノンペン郊外の孤児院「Leadership Character Development Institute」を訪問。英語をはじめとしたスキルを身につけ、将来の仕事に繋げるための全寮制の能力開発センターとなっている同院の施設長からお話を伺い、施設の案内をしていただきました。続いて、子どもたちとの交流サッカーを実施。短い時間ではありましたが、ボールを蹴り合うことでお互いに自然と笑顔が生まれ、ボール1つで意思疎通を図ることができることを体感しました。またクラブより社会貢献活動の一環として、ささやかではありますが寄付をさせていただきました。
午後は市内に戻りフィールドワーク(グローバルマインドセット)研修を実施。3人×6チームでの対抗戦となった研修には湘南菱油株式会社の皆さんにもご参加いただきました。「与えられた予算の中でできるだけ多くのサッカーボールを入手し、そのボールを使ってカンボジア人と国際交流し、集合写真を撮ってゴールを目指せ!」というミッションに挑戦、3時間という限られた時間の中で各チームトゥクトゥクを利用してプノンペン市内を移動し、ゴールを目指しました。100名近くカンボジア人と交流を図ったチームも現れるなど前日の試合の疲労を感じさせず、充実した表情で研修に取り組み、プノンペンでの最終日を終えました。プノンペンでのアテンドをいただいたNPO法人World Football Shipの皆さまに御礼申し上げます。

【8月19日(土)Day 4】
早朝5時にホテルをチェックアウトすると陸路でカンボジア北西部の都市シェムリアップへ。約6時間バスに揺られての長旅となりましたが、昼前にシェムリアップへ到着。昼食を終えるとカンボジア・プレミアリーグの試合観戦へ赴きました。アンコール・タイガーFCのトップチームのリーグ戦は多くの観客が詰めかける中、ホームのアンコール・タイガーFCが2-0で今季初勝利。東南アジア独特のスタジアムの雰囲気を楽しむと同時に翌日の試合に向けてのモチベーションを高めました。

【8月20日(日)Day 5】
カンボジア遠征最終戦となった「FiNANCiEマッチ in カンボジア」はアンコール・タイガーFCと対戦。35℃近い気温と強い日差しという過酷なコンディションの中で現地時間午前10時キックオフとなりました。30分ハーフで実施された試合は前半に柴野諒貴選手が2ゴールを挙げてリードを奪うと、後半に獲得したPKを田中竣也選手が落ち着いて決めると3-0で試合終了、遠征最終戦を完封勝利で飾ることができました。試合後には両チームスタッフも交えたエキシビションマッチを実施し、交流を深めました。対戦そして現地でのアテンドをいただいたアンコール・タイガーFCの皆さまに感謝申し上げます。

【8月21日(月)Day 6】
カンボジア遠征最終日はシェムリアップ国際空港を出発し、シンガポールへ移動。約8時間のトランジットを利用して複合型スタジアムであるOur Tampines Hubを視察、そしてマーライオン公園を訪問しました。2017年にオープンしたOur Tampines Hubは、サッカースタジアム、体育館、プールなどのスポーツ施設、行政サービスセンター、福祉施設、図書館などの公共施設、飲食店やスーパーマーケット、映画館などの商業施設が併設された複合型スタジアムです。試合開催日ではない平日にも関わらず多くの人で賑わうスタジアムの光景に選手も驚きの表情を見せていました。短い時間のシンガポール滞在となりましたが、新興国であるカンボジアと東南アジアで最も発展している都市国家シンガポールを比較することで複眼的視野を養いました。その後は深夜便でシンガポールを発ち、日本へ帰国。無事に6日間のカンボジア遠征を終えました。

【カンボジア遠征 概要】
■協力
湘南菱油株式会社

■期間
2023年8月16日(水)〜21日(月)

■遠征スケジュール
8月16日(水)出国:鎌倉⇒プノンペン(カンボジア)
8月17日(木)国際親善試合:鎌倉インターナショナルFC vs ティフィー・アーミーFC
8月18日(金)国際社会貢献活動、海外フィールドワーク(グローバルマインドセット)研修
8月19日(土)移動:プノンペン⇒シェムリアップ、現地リーグ観戦
8月20日(日)FiNANCiEマッチ in カンボジア:鎌倉インターナショナルFC vs  アンコール・タイガーFC
8月21日(月)帰国:シェムリアップ(カンボジア)⇒シンガポール:Our Tampines Hub 施設見学⇒鎌倉

■試合結果
・8月17日(木)国際親善試合【vs ティフィー・アーミーFC】
https://kamakura-inter.com/match-result230817/

・8月20日(日)FiNANCiEマッチ in カンボジア【vs アンコール・タイガーFC】
https://kamakura-inter.com/match-result230820/

■帯同メンバー
5 田中 竣也
7 柴野 諒貴
10 内藤 洋平
11 金城 光希
16 雨ケ谷 勇登
18 冨澤 右京
19 立花 唯人
20 高橋 幸太郎
24 河内 修人
25 清水 敦貴
28 小谷内 理
29 野辺 翔太
31 岡崎 修也
39 小谷 光毅
監督 河内 一馬
コーチ 泊 寛太
トレーナー 北澤 虎瑠
セカンドチーム監督 阿部 貴也
アドバイザー兼FDO 橋本 英郎

■鎌倉インターナショナルFC 代表 四方 健太郎 コメント
まず、今回のカンボジア遠征を実現させるにあたり、多大なるサポートをしてくださった湘南菱油株式会社様に改めて御礼申し上げます。また、多くの関係者の皆さまにご協力いただき、誠にありがとうございました。無事に全日程を終えて全員で鎌倉に戻ってくることができたのも皆さまのお陰です。ありがとうございました。
今回の遠征では、国際親善試合の他にもレポートの通り様々な活動を行ってきました。支援が必要な子どもたちへの施設を訪問して交流サッカーを行い、社会貢献活動の一環としての活動も実施することができました。この遠征中での出会いや出来事が、個人としても、クラブ全体としても価値を高めることになり、そしてこれからの後期リーグ戦を勝ち抜いていく力になると信じています。

■湘南菱油株式会社 代表取締役社長 大庭 大 様 コメント
“CLUB WITHOUT BORDERS”というクラブビジョンの通り、サッカーというスポーツを通じて日本を飛び出し世界を知ることで異なる文化、価値観に触れ多様性を養い、国際的な視野を広げる機会となりました。
鎌倉インテルというクラブを通じて国際感覚を養い、未来において個人的な成長、社会への貢献、キャリアの成功を追求するために不可欠なスキルを育み、個人の可能性を最大限に引き出すサポートこそ弊社が担う“エネルギー”だと考えます。
これからも“CLUB WITHOUT BORDERS”というクラブビジョンのもとチームそして選手に対してエネルギーを供給していきます。